新編・伊勢物語 第1899段 山高の神代桜 其の拾捌 星原二郎第1899段 山高の神代桜 其の拾捌 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年6月15日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』273号に 【山高の神代桜】と題し 連作18首を発表し 評価を世に問ひけり。 その18首目の作は また会はむ また会ひたしと 願ひつつ 今し去りゆく 枯るることなかれ 「会ふは別れの始め」とは多く人口に膾炙せし言葉なり。 而して、桜の許を去る時となり再会を願ひて生まれたる作なり。