新編・伊勢物語 第1898段 山高の神代桜 其の拾漆 星原二郎第1898段 山高の神代桜 其の拾漆 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年6月15日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』273号に 【山高の神代桜】と題し 連作18首を発表し 評価を世に問ひけり。 その17首目の作は 延命の 手術を受けて 支柱にて 立ちたまふなり 神代桜は 世に云ふ樹木医の適切なる処置を受けての こんにちの姿とぞ覚えて生まれたる作なり。