新編・伊勢物語 第1897段 山高の神代桜 其の拾陸 星原二郎第1897段 山高の神代桜 其の拾陸 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年6月15日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』273号に 【山高の神代桜】と題し 連作18首を発表し 評価を世に問ひけり。 その16首目の作は なまよみの 甲斐の風土が 合ふらしも 二千年の歳 命ながらふ まさに奇跡そのものと思へる神代桜の命の 歴史に思ひを馳せて生まれたる作なり。