新編・伊勢物語 第1896段  山高の神代桜 其の拾伍 星原二郎 | isemonogatari2のブログ

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第1896段 山高の神代桜 其の拾伍

 

昔、男ありけり。今も男あり。

その男 令和3年6月15日付けの

立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』273号に

【山高の神代桜】と題し

連作18首を発表し

評価を世に問ひけり。

その15首目の作は

 

諸人は 写真に収め よしとして

桜の声を 聴かず去りゆく

 

早朝に訪ね時間の経過とともに

観桜者は次第に増えれども

その多くは数分間の滞在にして

スマホ、デジカメにて撮影し

去りゆくを目撃して生まれたる作なり。