新編・伊勢物語 第1893段 山高の神代桜 其の拾弐 星原二郎第1893段 山高の神代桜 其の拾弐 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年6月15日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』273号に 【山高の神代桜】と題し 連作18首を発表し 評価を世に問ひけり。 その12首目の作は 一粒の 種にてありし 頃のこと 遥かに想ひ 眺め飽かざる 如何なる老木なれども、誕生の歴史があり 実生の日を想像して生まれたる作なり。