第1883段 山高の神代桜 其の弐
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和3年6月15日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』273号に
【山高の神代桜】と題し
連作18首を発表し
評価を世に問ひけり。
その2首目の作は
花びらは あえかなれども 凛として
今し朝日に 耀ひ映える
その男の桜の鑑賞スタイルは人出の多き日中を避け
夜明け前に行くを常とし
本居宣長翁の
「敷島の 大和心を 人問はば 朝日に匂ふ 山桜花」
を地にて行く者なれば作なり。