第1884段 山高の神代桜 其の参
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和3年6月15日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』273号に
【山高の神代桜】と題し
連作18首を発表し
評価を世に問ひけり。
その3首目の作は
実相寺の 境内にして 訪ひ来たる
人数多なり まづは詣でよ
実相寺とは神代桜のある大津山と号する
山梨県北杜市武川町山高にある
日蓮宗の寺院なり。
而して、歌の心は来訪者の多くは
当然のことながら目的は桜見物なれども
寺院なれば参拝をするが作法と覚えての作なり。