新編・伊勢物語 第1867段 コロナ禍に吉田兼好を思ふ 星原二郎第1867段 コロナ禍に吉田兼好を思ふ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年5月中旬となり 外出は思ふに任せぬ日々の続き 歌を コロナ禍に 籠る日々なれ 歌を詠み 歌を詠みつつ 徒然にして と詠み、彼の鎌倉末期の随筆集の嚆矢なる 『徒然草』作者である吉田兼好を親しく 思ひ出しけり。