第1830段 信長公、柿をもて宣教師を持て成す場面
昔、男ありけり。今も男あり。
その男令和3年4月4日の
刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の
千草会短歌会の月例歌会に
次の歌
信長は この柿をもて 宣教師を
持て成ししとぞ 思ひつつ食(は)む
を事前に提出し臨みけり。
歌の心は《この柿》とは美濃の国は
美濃加茂の特産品の「堂上蜂屋柿」の事なり。
《思ひつつ》とは具体的には近江の安土城にて
信長公とルイス・フロイス等との会見の場面にて
丁々発止の遣り取りを想像しての言葉なり。
而して歌会での評価は二句目の「この柿」が
具体的ではない との厳しき指摘を受け
低き得点にとどまり残念なり。