第1823段 国蝶の大紫 其の拾漆
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和3年15日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』272号に
【国蝶の大紫】と題し
連作16首を発表し
評価を世に問ひけり。
更に未発表のその17首めの作は
蝶の数 一頭二頭と 数ふるが
正しきといふ 違和感あれど
数詞の或る辞書に拠ると「頭」にて
数へるのが正しいとの事にて
その男の従来の「匹」が正しいとの
認識を覆されての作なり。
躊躇の上、発表を見合はせけり。
而してどちらが正しいか?
賢明なる読者子のご意見を待つなり。