新編・伊勢物語 第1822段 国蝶の大紫 其の拾陸 星原二郎第1822段 国蝶の大紫 其の拾陸 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年15日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』272号に 【国蝶の大紫】と題し 連作16首を発表し 評価を世に問ひけり。 その16首めの作は 木洩れ日に むせ返るばかり 草いきれ 小さき虫の 天国ならむ この作は大紫の生息域は大紫のみならず 多くの昆虫の天国か楽園であろうとの 観察より生まれたる作なり。