新編・伊勢物語 第1820段 国蝶の大紫 其の拾肆 星原二郎第1820段 国蝶の大紫 其の拾肆 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年15日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』272号に 【国蝶の大紫】と題し 連作16首を発表し 評価を世に問ひけり。 その14首めの作は 地を這ひて 生きゐる虫も 数多にて 里山豊かに わが国土(くにつち)は 日本の温暖にて多種多様なる生き物が 共に暮らす環境を賞賛し 今後とも守り子孫へと引き渡したき 願望強くして生まれたる作なり。