新編・伊勢物語 第1819段 国蝶の大紫 其の拾参 星原二郎第1819段 国蝶の大紫 其の拾参 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年15日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』272号に 【国蝶の大紫】と題し 連作16首を発表し 評価を世に問ひけり。 その13首めの作は 蝶と蛾の 違ひさだかに 知らねども 里山の森の 美しき虫 蝶と蛾の学術的なる相違は歴然と あるであらうが、そんなことはどうでもよいのある。 美しき物を見たる眼福が価値なのである。