新編・伊勢物語 第1808段 国蝶の大紫 其の弐 星原二郎第1808段 国蝶の大紫 其の弐 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年15日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』272号に 【国蝶の大紫】と題し 連作16首を発表し 評価を世に問ひけり。 その2首目の作は なまよみの 甲斐の北杜の 里山の 櫟(くぬぎ)、榎(えのき)の 大紫よ 櫟と榎は大紫の好む樹液を出だす樹木なり。 ※初句の「なまよみ」とは甲斐に係る枕詞なり。