新編・伊勢物語 第1790段 春になれば越前味真野へ 星原二郎第1790段 春になれば越前味真野へ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和3年2月下旬となり 冬ごもり、コロナごもりに飽きたれば 歌を 募りゆく 旅への心 春来れば 越前味真野 訪ねゆかまし と詠み、万葉集の悲恋の舞台である 越前味真野への旅の日を待ち望みけり。 ※越前味真野は万葉集の中臣宅守流謫の地であり 狭野弟上娘子との恋歌の遣り取りのにて有名な場所なり。