新編・伊勢物語 第1785段 師の命日を近み 星原二郎第1785段 師の命日を近み 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和3年2月のある日 その男の歌の師匠の命日を近み 師を偲び 歌を 東京へ 帰御のおん師を 見送るが 終の別れと なりたる彼の日 と詠み、突然の逝去より七年目にあたり 改めて冥福を祈りけり。 ※帰御とは貴人の帰ることの尊敬語なり。