新編・伊勢物語 第1734段 温泉通ひ 星原二郎第1734段 温泉通ひ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和2年12月つごもり 寒波襲来し寒さ身に沁みければ 温泉にて温まらむと思ひ 出掛け行き 歌を 好きなれば コロナ禍なれど やめられぬ 東栄温泉 至福の時ぞ と詠みその男のその日に選びたるは 奥三河は東栄町にある「東栄温泉」にて 露天の源泉かけ流しの湯に首までつかり まったりと時を過ごし 温泉通ひはコロナウイルスの感染の恐れはあれども やめ難く思ひけり。