第1729段 朝日遺跡の円窓付土器の謎
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和2年12月も歳の瀬迫りたる冬晴れの日
尾張の国は清須市に去る11月22日にオープンしたる
あいち朝日遺跡ミュージアムへと行き
東海地方の最大級の規模の弥生時代の遺跡より発掘されたる
遺物の数多を丹念に見て回り
その中でも円窓(まるまど)付土器の不思議なる
造形に心を奪はれ眺め
歌を
世の中は 不思議がいっぱい 例ふれば
朝日遺跡の 円窓付土器
と詠み この東海地方の遺跡 それも殆どが
この朝日遺跡より発掘の円窓付土器のその謎に挑みけり。
謎を解く鍵は発掘場所が住居地域に非ず
墓域よりの発見にありとぞ思へども
解明に至らず広き遺跡公園に立ち尽くしけり。