第1682段 杞憂より今日の問題
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和2年11月1日
刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の
千草会短歌会の月例歌会に
次の歌
いつか来る 大地震津波 免れれね
それより今は スマホが故障
を事前に提出し臨みけり。
歌の心はその男の愛用のスマートフォン
機種更新してより僅か3年なれども
ラインの利用が出来なくなりたる事態に
遭遇せし事を詠みたる作なり。
歌会での評価は一部より共感と賛同を頂きしかど
得点は伸びず残念なり。
三句の「免れれね」とは「免れることが出来ないであらう」
で「免れず」の已然形なり。
※「杞憂」とは昔、杞の国の或る者が
天が崩れ落ちたなら如何せむと
憂ひた故事により取り越し苦労のこと
而して、大地震と津波は「杞憂」に非ず
なれどもそれに近き感覚なり。