第1681段 特殊振り込み詐欺の被害者に代わはりて
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和2年11月の上旬の或る日
その男の身近なる人物が今、流行の特殊振り込み詐欺の
被害に遭ひ嘆くのを見遣りて
被害者に代はり
歌を
巧妙なる 話術手口に してやられ
虎の子の金 盗られて悔し
と詠み、被害額の多さに啞然とし
慰めるべき言葉を失ひけり。
而して、流行の特殊振り込み詐欺の
撲滅を願ひつつ、殺人強盗事件に非ざるが
救ひとも思ひけり。
更に犯罪防止策を強化したならば
極めて凶悪犯罪を犯すのではとの危惧をいだきけり。