第1683段 病院を辞す折の遣り取り
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和2年11月1日
刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の
千草会短歌会の月例歌会に
まう一首次の歌
「お大事に」 「さういたします」 二つなき
わが身なればや 病院を出づ
を事前に提出し臨みけり。
歌の心は、往々にして行く
病院ににて会計を済ませ辞する折に
病院側の担当者より掛けらるる言葉である
「お大事に」に対しその男の対応を詠みたる作なり。
更に其の折には歌舞伎役者さながらに
見栄を切り科白よろしく抑揚を付けてのたまひけり。
而して、歌会での評価は芳しからざる
得点なれども、此の作はこれにて好し
と肯ひけり。