新編・伊勢物語 第1664段 旅へのためらひ 星原二郎 第1664段 旅へのためらひ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和2年10月の中旬 旅行の雑誌を見て 行きたしと思ふ温泉、絶景の雲海の 写真を見遣りて 歌を われ今や 老いたる驢馬(ロバ)か 行きたしと 願ふ旅への ためらひを持つ と詠み 原因は老いのみに非ず 例の新型コロナウイルの感染を恐れて 臆病になりたる事も根底にあるなりとぞ覚ゆ。