新編・伊勢物語 第1616段 行くべきか、見合はせるべきか 星原二郎第1616段 行くべきか、見合はせるべきか 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和2年8月の暑さも収まる頃の意の 処暑を迎へても新型コロナウイルスの 収まらざる上に 連日の猛暑日の続けば ステイホームを続け 歌を コロナにて 外出禁止 然(さ)こそ言へ 温泉、居酒屋 行きたかりしよ 詠みての後、コロナウイルスに感染を恐れず 行くべきか? 見合はせるべきか? シェイクスピアの「ハムレット」ならねども その選択に迷ひけり。