第1604段 正岡子規を倣ひて
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和2年8月中旬
世はお盆週間となれども
その男の住む愛知県も新型コロナウイルスの
第二波の感染拡大、収まらざれば
ステイホームを送り
歌を
子規なれば 「病床六尺」 今われは
コロナに籠もり 書き続くべし
と詠み 明治の御代に 東京は根岸の
「子規庵」にて 自由を全く奪われたる身に
ありながら短歌と俳句の革新に大いなる仕事をせし
大先輩を倣ふべきとぞ覚えけり。
※「病床六尺」 とは正岡子規先生の著書の題名にして
子規庵の居室に敷かれたる布団の謂ひなり。