第千五百七十一段 刈谷総合病院からの夜景
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和二年七月五日
刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の
千草会短歌会の月例歌会に
次の歌
何ドルの 夜景といはむ 刈総の
一棟九階 眺めて飽かず
を事前に提出し臨みけり。
歌の心は今を去る五月の中旬
緊急事態にて入院したる刈谷総合病院にての作なり。
歌中の【刈総】とは【刈谷総合病院】の略称にて
それでは他の地域の読者には不明では?
との質問をいただくことあれど
歌会は座の文芸にて、その歌会に参加の歌友が
【刈総】にて理解できればよいのであり
短歌の全国大会等に応募するのでなければ
充分なりとぞ覚えけり。
而して歌会での評価はさておき
入院の理由、現在の健康状態なだなどに
質問が集まり、他人の不幸は…の
俗語を思ひ浮かべけり。