新編・伊勢物語 第千五百六十段 コロナ禍に籠る日日なれども 星原二郎第千五百六十段 コロナ禍に籠る日日なれども 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和二年六月中旬 コロナウイルスの緊急事態宣言は解除されしかど 感染の不安は解消せず、ステイホームの 日々を続け歌を 歌を読み はた歌を詠み コロナ禍に 籠る日日なれ さして変はらず と詠み その男の生活スタイルなれば 悠長に構へて過ごしけり。