新編・伊勢物語 第千五百五十一段 病室に夜ごろごろごろ 星原二郎第千五百五十一段 病室に夜ごろごろごろ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和二年六月上旬 体調を崩し、隣接の刈谷市総合病院に 救急入院し四日目の朝を迎へ 歌を 病室に 夜ごろごろごろ 寝て覚めて 繰り返しつつ 不安におののく と詠みけり。 ※【夜ごろ】とは、夜の間、または夜の内の意味にて 夜なか中 輾転反側を繰り返し 不安感を募らせけり。