新編・伊勢物語 第千五百五十段 入院患者同志の交流 星原二郎第千五百五十段 入院患者同志の交流 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和二年六月上旬 体調を崩し、隣接の刈谷市総合病院に 救急入院し三日目の夜を迎へ 大部屋なれば隣のベッドの 入院患者と世間話をし 歌を 入院し 大部屋にして 患者どち 名刺を交はす 今日が来るとは と詠み 入院の徒然なるままに 四方山話に花を咲かせけり。