第千五百四十六段 「こころな」と「コロナ」の歌
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和二年六月
緊急事態ほ解除されしかど
用心のため家に籠もりゐて
歌を
こころなの 友に在れども 寂しければ
会ひたしと思ふ コロナに籠もりて
と詠みけり。
初句の「こころな」とは漢字にて表記すれば
「心無」なり。
その意味するところは
「風流とか風雅の趣を理解する心を持たない者」にて
当然のことながら「心有る」友との交流を望みしかど
叶はざればその他多数の知人・友人でもOKの思ひなり。
勿論「こころな」と「コロナ」との音韻を
踏みての作なり。