新編・伊勢物語 第千五百四十五段 江戸の世なれば老中と老女 星原二郎第千五百四十五段 江戸の世なれば老中と老女 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和二年六月に入り 緊急事態ほ解除されしかば 久しぶりに外出をし 或る若者の無礼なる態度に接し 歌を 江戸の世なれば 老中と老女 権力の 上位の地位ぞ 篤く敬へ と詠み 敬老の日ならねども 今の世の中の多くの礼儀を知らざる 若者に対して嘆きつつ その理念を肯ひけり。