新編・伊勢物語 第千五百二十九段 コロナウイルスといふ嵐 星原二郎第千五百二十九段 コロナウイルスといふ嵐 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和二年五月のゴールデンウイークの 期間が過ぎ青嵐の吹く季節となりて 歌を 今はただ コロナウイルスと いふ嵐 過ぎ去るを待ち 耐へ忍ぶなり と詠み いつまで待てば過ぎ去るのか 台風と違ひ予測がつき難く 辛さが増す思ひをいだきけり。