第千五百二十八段 コロナウイルスの罪
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和二年五月のゴールデンウイーク明けと
なれどもコロナウイルスにより
各学校の休校解除と至らねば
歌を
日常の 生活奪ひ 暴れ回る
コロナウイルス 罪深かりき
と詠み 人間社会のルールから
コロナウイルスの現状を裁判にかけると推測すれば
その罪状軽からずと思ひ至りけり。
而して人間にあらざるコロナウイルスを
告訴すること自体が滑稽なる話なれども
怒りは強く妄想の産物の歌とぞ覚えけり。