新編・伊勢物語 第千五百二十三段 コロナにて無聊の日日 星原二郎第千五百二十三段 コロナにて無聊の日日 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和二年五月のゴールデンウイークの 期間中なれども外出禁止にて 自宅に籠もりゐて 歌を コロナにて 無聊の日日の 続けども 【わざはひも三年】 世は変はるらむ と詠みけり。 ※無聊とは、心配事がありて楽しくない または、退屈なる の意味なり。