新編・伊勢物語 第千五百十九段 逼塞の刑の如き日日 星原二郎第千五百十九段 逼塞の刑の如き日日 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和二年五月上旬 自宅に籠もる日日を過ごし 歌を 逼塞(ひっそく)の 刑を受けたる 如き日日 充電の時と 終息を待つ と詠みけり。 ※逼塞の刑とは江戸時代の武士、僧侶、神官に科した刑の一種にて 門を閉ざし出入りを禁じたる刑のことなり。