新編・伊勢物語 第千五百十六段 話題はコロナウイルスの事ばかり 星原二郎第千五百十六段 話題はコロナウイルスの事ばかり 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和二年四月下旬 事実上の外出禁止令の日々を送り 人との接触を避け 連絡といへばメールか電話にて 歌を 掛け合へる 言葉といへば コロナ禍の ことばかりなる 友との電話 と詠み、籠もりゐればストレスの溜まるばかりなる 日々を嘆きけり。