新編・伊勢物語 第千五百十段 二・二六事件以来 星原二郎第千五百十段 二・二六事件以来 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和二年四月下旬 コロナウイルスの感染を怖れ 自宅に籠もり歌を 事実上の 戒厳令と 同じにて 二・二六 事件以来か と詠み、戒厳令は軍部が発する 立法・行政・司法の権限を軍隊が掌握することなれど 昭和二年の二・二六事件以来と覚ゆれば 先行きに大いなる不安をいだきけり。