新編・伊勢物語 第千五百五段 志村けん氏への挽歌 星原二郎第千五百五段 志村けん氏への挽歌 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和二年の三月三十日 コメディアンの志村けん氏の 齢七十にして急逝の報に接し 深く悼み挽歌を 志村けん 肺炎患ひ 逝きにけり コロナウイルス 憎み余れる と詠み捧げけり。 彼曰く「笑ひとは、人を幸せにすること」 また曰く「哀愁があるから笑ひになる」 と。言ひ得て名言なり。 心よりお悔みを申し上げ冥福を祈るなり。 低頭して合掌