第千五百一段 鳥の歌【コンドル】
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和二年三月十五日発行の
立春知立短歌会の季刊誌の第270号に
『鳥の歌』と題して連作十八首を発表し
評価を世に問ひけり。
其の拾伍首目は
アンデスの 碧空高く 舞ひゐたる
コンドル見たきよ 地上絵も見たし
歌の心は‥
80年代に活躍せしアメリカの
サイモンとガーファンクルの名曲の一つである
『コンドルは飛んで行く』を若き日に聴き
いつの日にか行きさしと願ひての作なり。
願望は未だに叶はねども願ひは切なり。