第千四百九十八段 鳥の歌【続・島梟】
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和二年三月十五日発行の
立春知立短歌会の季刊誌の第270号に
『鳥の歌』と題して連作十八首を発表し
評価を世に問ひけり。
其の拾弐首目は
アイヌ語の モシリベツ川 水清く
島梟よ 生きながらへよ
歌の心は‥
北海道は中標津町にある「養老牛温泉だいいち」の
敷地内を流れるモシリベツ川のみならず
絶滅の危機にある北海道全域にて
かって アイヌの人々は神の鳥と
崇められたる姿が普通に目にする事が
出来る事を願ひての歌なり。