第千四百九十五段 鳥の歌【島つ鳥】
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和二年三月十九日発行の
立春知立短歌会の季刊誌の第270号に
『鳥の歌』と題して連作十八首を発表し
評価を世に問ひけり。
其の玖首目は
しまつどり 鵜飼を観むと 長良川
師匠のお伴と 夏の夕暮れ
島つ鳥とは鵜にかかる枕言葉なり。
歌の心は‥
かって岐阜市在住の歌人の山本春子先生のお世話により
その男の歌の師匠である山川京子先生とともに
長良川での鵜飼を楽しみたる夏の夜を思ひ出しての作なり。