第千四百八十三段 専修寺にて
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和二年三月十五日発行の
立春知立短歌会の季刊誌の第270号に
昨年の秋の吟行会の連作五首を
発表し評価を世に問ひけり。
二首目の作品は伊勢の国は津市にある
真宗高田派本山である専修寺にての
作にて
専修寺の 御影堂の 絢爛や
信は荘厳より 起こるとぞいふ
三句以下は慣用句「信は荘厳より起こる」を
そのまま頂きての作なり。
専修寺の御影堂と如来堂はともに国宝にて
絢爛豪華なる堂内での感慨なり。