第千四百四十一段 謀叛の心を持たず
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和二年二月十四日の聖バレンタインデーを
前にして惚れたる女人ありて
チョコレートを贈られければ
心して受け取り歌を
さよならを 言ふのは死に 臨む時
心ひそかに チョコを受け取る
と詠み NHKの今年の大河ドラマは『麒麟がゆく』にて
その主人公の明智光秀公は主である織田信長公への
本能寺の変の【謀叛】を即ち連想せしが
その男、惚れたる女人に対して【謀叛】の意思の無き旨
胸に深く刻み込みけり。