新編・伊勢物語 第千四百四十段 貴女を想ふ秋の日 星原二郎第千四百四十段 貴女を想ふ秋の日 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和二年二月八日 筑前は白石町にての 第20回歌垣の里・白石三十一文字コンテストに まう一首、次の歌 気がつくと あなたのことを 思ひゐて 秋のひと日は 日暮れはやしも を昨年の秋に提出し入選通知を待ちけり。 而して、直前となりてもやはりこの歌にも 吉左右、届かざれば残念なる思ひを募らせけり。 歌の心 説明を要ぜず とぞ覚えけり。