新編・伊勢物語 第千四百三十八段 西尾市での歌謡大会 星原二郎第千四百三十八段 西尾市での歌謡大会 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和二年二月九日 三河の国は西尾市にて開催の歌謡大会に 出演依頼ありて、ステージに立ちけり。 歌ひたる歌は昭和の三十年代の梶光夫の 『青春の城下町』にて、歌ふ前と 歌ひ終へたる後に他の出演者の歌に聞き入り 歌を 上手い下手 別にして皆 真剣に 歌へば拍手す 歌謡大会♪ と詠み 出演者各々それぞれ 真剣に、かつ楽しみ歌ひゐれば 価値ある歌謡大会とぞうべなひけり。