第千四百三十段 続・カラオケ居酒屋にて
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和二年一月の下旬
或る会の新年会に参加し
二次会となりカラオケ店へと行き
居合はせたる客の歌声を聴き
歌を
作業員は 作業着のまま 来てうたふ
知立駅前 カラオケ酒場♫
と詠み 映画「男はつらいよ」の主役の
車寅次郎の科白を借りて言へば
「労働者諸君、神聖なる一日の労働お疲れ様
終業後の楽しみとして飲み、食べ、歌ひ、語ること
大いに結構 ケッコウ 毛だらけ 猫灰だらけ
お尻の周りはクソだらけ 呵呵呵呵(かかかか)【笑ひ声】」