第千四百九段 わが令和は如何なる時代
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和二年一月九日の
立春知立短歌会の毎月開催の月例の第666回の歌会に
次の歌を
わが令和 如何なる時代と なりゆくや
五輪五体は 老いつつありて
事前に提出し臨みけり。
五輪五体とは今年開催のオリンピックとは無関係にて
地・水・火・風・空の密教のいふ物質構成の要素を
人体に准へての熟語なり。
而して、歌の心はその男の令和を迎へての
感慨を詠みたる作なり。
歌会での評価は内容を理解していただけたる方と
五輪=オリンピックの先入観に囚はれ
唐突感ありとの判断に別れ高得点に至らず。
仕方なしとぞ覚ゆ。