新編・伊勢物語 第千四百三段 友の十一回忌に捧ぐ挽歌 星原二郎第千四百三段 友の十一回忌に捧ぐ挽歌 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和二年一月元旦を迎へ その男の大学時代の親友の 故・山岸幸夫の十一回忌なれば 亡き友を偲び歌を 元日は 親しき友の 命日なれ 好みしビール 偲びつつ飲む と詠み 「供養とは故人の事を忘れぬことなり」 との山本春子先生の言葉を嚙みしめつつ 供養のビールを奉りけり。