新編・伊勢物語 第千四百二段 亡き兄上の年齢を算して 星原二郎第千四百二段 亡き兄上の年齢を算して 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和二年一月元旦を迎へ その男の兄である「喜里」の七十歳の誕生日なれば 歌を 生きゐれば 古稀を迎ふる 兄なりき 算するわれも 白髪増えつつ と詠み 改めて亡き兄上の冥福を 懇ろに祈り懐かしく偲びけり。