第千三百八十九段 昨夜気(ゆふべけ)の嘆き
昔、男ありけり。今も男あり。
その男令和元年十二月の或る日
惚れたる女人ありければ年の瀬の逢瀬を楽しみ
その翌朝、起き出でて
歌を
昨夜気(ゆふべけ)は 腰の辺りに 残りゐて
若からぬ身とぞ 今朝は嘆きぬ
と詠み ラインにて送信すれば
逢瀬の回数を減らすのが良きか?との
質問ありて、否よ逆に鍛へ
アンチエイジングのためにも
逢瀬の回数を増やす事を願ひゐる旨を伝へけり。
※【昨夜気(ゆふべけ)】とは昨夜の房事の
疲労感の残ってゐること。