第千三百七十三段 人はそれぞれ
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和元年十二月一日
刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の
千草会短歌会の月例歌会に
まう一首次の歌
新しき ことに期待が 膨らむか
不安いだくか 人はそれぞれ
を事前に提出し臨みけり。
歌の心は一般論なれど歳を重ねるごとに
人は保守的となり新たなる事には慎重となるのが
普通なれども未だに肉体はともかく精神においては
【老いたるロバ】に非ざる自覚を詠みたるものなり。
而して、歌会での評価はこの作
抒情詩に非ず観念的なり
との評にて得点は芳しからず。